呼吸と運動発達の関係

第3回重症児デイサービス全国大会in九州

分科会講師 : 田中 亮 氏 (こぐま学園、理学療法士)



新生児に見られるのは、生理的屈曲

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手足や背中を曲げて、まる~くなっている状態。

これは、胎内で成長した胎児が、狭い胎内で数ヶ月間とっていた姿勢。
いきなり広い空間に押し出されて、落ち着かないから身体を安定させるためにとっている姿勢とも言われているけれど、いきなり重力下に置かれるので、重力から身体を守ろうとしているとも言われています。
また、身体は屈曲していますが、頸は伸展しています。新生児は鼻呼吸(横隔膜呼吸)を行うため、気道を確保しやすい姿勢が生理的屈曲位という説もあります。

※生理的屈曲は未熟児で見られることは少ないようです。(Body orientationの欠如)


2ヶ月ほど経つと、屈曲姿勢は緩み出し、支持面(身体と床が接地する面)が増加します。それにより、空間・外的環境に身体を委ねて安定できるようになります。Space orientationのはじまり。

呼吸は腹式呼吸へと移行しはじめ、一回換気量が増加します。


3ヶ月頃には、顔を正面に向けられるようになります。同時に頸部屈曲位をとれることが増えます。顎を引けるのは、脊柱伸展(背中を反る)活動が盛んになり、息を吸い込みやすくなった証とも言えます。


3~4ヶ月になると、頭囲>胸囲→頭囲≒胸囲となります。
呼吸は口呼吸が優位になりますので、ムセが見られ始めるのもこの時期です。


5ヶ月から、胸腹式呼吸となります。

この頃には、pre-sitting(座る準備)であるボトムリフティング
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pre-walking(歩く準備)である側臥位ブリッジ、エアプレーンが見られ始めます。
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5月からは、昨年10月末に行われた第二回国際統合リハビリテーション学術集会の報告を予定しています。
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