側彎と嘔吐の関係(1)身体の構造

「一度咳が出始めると止まらなくなり、嘔吐し、入院になってしまう」

これが、初回訪問時のご家族様の悩みでした。


嘔吐の原因は…?

母からも、医師からも、前担当セラピストからも 『咳込んでしまうから』 の答えのみ。

では、咳の原因は…?

『痰が絡むから? 痰が先か、咳が先か…よく分からない』 とのこと。



原因を探るべく、評価開始!

咳込んで嘔吐している

これは、間違いないみたい。



評価①咳と嘔吐の関係~位置の関係~

右凸の側彎がある。
胸の音を聴診すると、心肺全体が右に回旋している。(胸骨より右側で心音を確認)
気管及び食道が、心肺の右回旋により右へ引っ張られる為、胃は左側→右側上方へ移動。


評価②胸郭の硬さ

非常に柔軟性に乏しく、肋間の動きが殆ど見られない。



まず、構造的な評価からは、

胸郭が硬く、縮むことが難しい為、通常の咳とは異なり、腹圧をかけて息を吐き出そうとしている。

胃は右側上方へと引き上げられて既に横隔膜による圧迫を受けているが、腹圧により更に圧迫を受け、内容物が逆流しやすい状態にある。


と仮説を立てました。
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